九兵衛さん、元気でね〜

4月30日に警察署から電話があり、結論から言うと九兵衛さんの飼い主さんが見つかりました。
またもご近所の人でした。
もしかして、わざと放し飼いしていたんでしょうか。
千葉県の条例では、勿論犬の放し飼いは禁止してますし、リードをつけずに散歩をするのも禁止です。

本当のところは飼い主さんは言わないですし、私からもごちゃごちゃ言いたくなかったので、引渡先を警察署にして警察官同席の元でさせてもらう事にしました。
そして約束の時間の30分前に警察署に九兵衛さんを連れて行き、犬が酷い状態だった事、近所という事でもしかしたら放し飼いしていた可能性がある事、鑑札もついていなかった事からもしかしたら狂犬病予防接種も届け出もしてないかもしれない事、そしてその辺りを飼い主さんに確認してもらって、もし当たっていたら注意してくださいと伝えておきました。

そして近所の公園で少し時間をつぶして再び警察署に行ったところ、飼い主の50代くらいだろう女性が車で迎えに来ていました。
なんと、見つけた場所の裏手の家のようです。

私はてっきり放浪して酷い状態なのかと思っていたので、以下の事を手紙に書いていました。
・頬に穴が開いて膿が出ているので、抗生剤を飲ませてください。
・目薬も貰っているので、さしてあげてください。
・フケが酷く皮膚病が心配なくらい汚れているので、月に一度は洗ってあげてください。
・フィラリアが陽性なので、病院に行って１年間薬を飲ませてあげてください。
・うちにも犬がいるので、６種混合接種を受けさせました。

近所の人という事で、イヤミになっちゃうかなと思いつつ、せっかく書いたんだからと渡して来ました。
奥さんは「家の中で飼っている」と言っていたのですが、それなら家の中はどれだけ汚いんだと思う程、九兵衛さんは汚れていたので、多分嘘だと思います。
九兵衛さんは14歳だそうです。
14年も飼ったんだから、どうか大事にしてあげてくださいと心の中で思いながら、「長生きしてね〜」と頭を撫でてきました。

色々と言いたい事はありましたが、何も言わずに後は警察官に任せて、かかった医療費の半額だけ負担してもらって九兵衛さんを渡して帰宅しました。
救われたのは、九兵衛さんが飼い主さんを見て、今までにないくらい尻尾を振っていた事です。
やっぱり自分のうちが一番良いよね。

コメント 2

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ホントに飼い主によってペットの運命が変わるのがつらい所ですよね。
そこまでひどいとたぶんケアはされていないのでしょうね。
ぷっちょところもですが・・・ホントに飼うなら最後まで責任もってケアもしてかってあげてほしいなって思います。
by みぃにゃん (2013-05-03 15:51) 

> みぃにゃんさん
食べさせて寝かせれば良い訳じゃないですよね。
病気や怪我をすれば病院に連れて行ってあげて、身体を綺麗にしてあげて、愛情を注いであげて欲しいです。
それでも、嬉しそうに尻尾を振る九兵衛さんが切なかったです。
犬ってなんて健気なんだろうと、改めて思いました。
唯一救いだったのは、飼い主さんが警察に届けてくれた事ですかね。
by ゆうゆう (2013-05-03 17:20)